カップルや家族づれに大人気!いちご食べ放題
羽後町にある株式会社こまち野は、秋田県でも数少ないいちご狩りが体験できるスポットです。シーズンになると、厳選された三種類の絶品いちごを求めて秋田県各地からカップルや家族連れが訪れます。冬の寒さが厳しいことで知られる羽後町ですが、ビニールハウスの中は常に23℃~25℃でキープされているのでご安心を。快適な環境で、心おきなくいちごを堪能できます。
風味の異なる3つの品種
こまち野のいちごは『いちごハウス』と呼ばれるビニールハウスで生育されています。総面積4000平方メートルのハウスに並ぶのは、章姫・かおり野・紅ほっぺの三品種。章姫は最も長い歴史を持つ品種で、細い果実と果肉の柔らかさ、そして酸味の少なさが特徴です。
一方で、かおり野の果実は若干固め。この品種の最大の特徴は、何と言ってもその香りです。「リナロール」というフレッシュな香気成分を多く含み、上品でさわやかな香りを楽しめます。ジューシーでコクのある、イチゴ本来の甘酸っぱさを味わいたい方には、紅ほっぺがおすすめです。果皮が美しい紅色で果肉も中心まで赤くなるため、スイーツなどにも多く使用されています。
美味しさの秘訣は環境にあり
一年に一度だけ結実する『一季なり』という手法で作られるこまち野のいちご。その美味しさの秘訣は、生育の環境にありました。いちごは一株にいくつも結実します。それらすべてを生育しようとすると、大事な養分が分散してしまい、美味しく育ってくれません。そこで肝心となるのが、実をあらかじめ取って数を減らす『摘果』作業です。これを行うことで果実ひとつひとつに十分な養分が行き渡り、立派な果実に成長してくれます。
また、こまち野では農薬を使わずに生育する試みを始めています。いちごをハダニなどの害虫から守るために、その天敵を放飼して発生を抑制しています。美味しいいちごを、安心して食べられるこまち野のいちご狩りを是非。