100年以上続く伝統芸能を鑑賞
美しい自然と四季折々の風物に恵まれた羽後町。この町には温かい昔っこ(昔話)が多く受け継がれています。1994年に開館したここむかしがたり館には、昔っこはもちろん、古くから伝えられてきた伝説や方言、郷土芸能などがたくさん詰まっています。
秋田県指定無形民俗文化財に登録されている、野中人形芝居の公演は年に2回。ゆきとぴあ七曲 花嫁道中と同時期の1月最終土曜日と8月17日に開催されます。人形師による方言でのユーモア溢れるセリフや人形の動きは必見です。人形芝居は野中吉栄楽一座によって演出されます。脚本は、草創期に丸太今朝造(芸名「吉田小若」)が昔話や伝説、公団などから引用し、人形芝居向けに脚色したものです。楽天的で野趣に満ちた味わいの民俗芸能を、是非ご覧ください。
昔ながらのノスタルジーを感じる空間
館内に入ると、手前側に風情あるお部屋が見えてきます。この部屋は「かたりべの間」と呼ばれ、むかしがたり定期口演にも使われています。羽後のむかしがたり定期口演会が開催されるのは毎月第一土曜日です。語り部は羽後昔っこの会の皆さん。ここでしか聞くことができない、羽後町の方言による昔っこを是非聞きに来てください。また、第一土曜日以外にも口演の依頼は受け付けています。ご希望の方は民話伝承館までお問い合わせください。